大学受験が近づいてくる~、でもどのくらい勉強したらいいんだろ…
こう思っている高校生の方は沢山いますよね。
「自分の勉強時間は少ないのか」「世の中の高校生はどのくらい勉強しているのか」は気になると思います。
大学受験は多くの高校生にとって重要なイベントです。
合格するためには効果的な勉強計画が必要であり、その中でも勉強時間の配分は重要な要素です。
この記事では、大学受験の1日の勉強時間の平均や夏休みと春休み、平日と休日の勉強時間の違いについて考察していきます。合わせて、勉強スケジュールの一例も紹介します。
この記事を読んで、受験生の今がどのようになっているのかを知っていただければ幸いです。
「大学受験の勉強時間の合計」や「目指す大学の偏差値別勉強時間」「高1・高2・高3別の勉強時間」についてはこちらの記事で解説しているので、よければご覧ください。
【大学受験に挑む!】1日の勉強時間平均は?
大学受験を控える多くの受験生が抱える疑問の1つが、「どのくらいの勉強時間を確保すればいいのか?」ということです。
ここでは、「今年度大学受験という方がどの程度の勉強時間を確保しているのか」という疑問を解消していきます。
※今年度大学受験ではない、すなわち高1・高2の方の1日の平均勉強時間についても後に解説していきます。
夏休み・春休みにどの程度勉強したらいいのかも解説しているのでぜひ最後までご覧ください。
今年度大学受験の方の勉強時間
早速ですが、現役受験生がどの程度1日に勉強しているのかをグラフに表していきます。
引用:アンケートで集める受験生の”今”
この結果は2023年に行われたアンケート結果であり、受験生のリアルな勉強時間を表しています。(2023年7月現在のアンケート結果)
結果を見ると、4時間勉強するという方が1番多いということが分かりますね。
逆に1日5時間以上勉強する人の割合はかなり少なくなっていることが分かります。
理由としては、大学受験は1月下旬から2月中旬にかけて行われることが一般的であるので「7月時点でまだ本格始動していない」という方が多くいるからだと考えられます。
ちなみに、上のグラフから計算すると
アンケート結果に基づく平均勉強時間は約3.9時間となります。
こう見ると自身の勉強時間と比べてどうでしょうか?
この中には、「平日は2時間で休日は9時間勉強する」といった方もいると思います。
平日と休日の勉強時間の目安については後に解説しておりますのでぜひ最後までご覧ください。
今年度大学受験でない方の勉強時間
次に「今年度大学受験でない方の勉強時間」すなわち高校1年生・高校2年生の1日の平均勉強時間についてをまとめていきます。下記グラフをご覧ください。
引用:アンケートで集める受験生の”今”
この結果は2023年に行われたアンケート結果であり、受験生のリアルな勉強時間を表しています。(2023年7月現在のアンケート結果)
結果を見ると、2時間勉強するという方が1番多いということが分かりますね。
今年度受験生の方と比べると、勉強時間は少なくなっています。
ちなみに、上のグラフから計算すると
アンケート結果に基づく平均勉強時間は約2.32時間となります。
どうでしょうか?
自身の勉強時間と比べてどの程度差がありましたか?
ちなみに僕は高校1,2年生の時に毎日1時間も勉強していなかったと思います(笑)
どれだけ勉強をしたとしても、勉強のやり方次第では時間が無駄になってしまいます。
ですので、効率の良い勉強方法を習得していきましょう!
夏休みの勉強時間
夏休みは、受験勉強の集中期間として位置づけられています。この期間は通常、1ヵ月程度と言われています。夏休みの特徴的な点としては、次のような要素が挙げられます。
長時間の学習
夏休みは学校や部活動のスケジュールが開放されているため、比較的多くの時間を確保できます。多くの受験生は、1日に8〜10時間程度の勉強時間を取ることが一般的です。この長時間の学習により、基礎の定着や幅広い範囲の学習が可能となります。
模擬試験や過去問の対策
夏休みは、模擬試験や過去問題の解答に積極的に取り組む絶好の機会です。実際の試験形式に慣れ、問題解決力やタイムマネジメントの向上を図ることができます。
春休みの勉強時間
春休みは次の学年の準備期間でもありますよね。
どたばたしている時期でもあるので、1日に6時間程度の勉強時間を取ることが一般的です。
今年度から受験生という意識を持って周りより早めに勉強を始めてみてはどうでしょうか。
【大学受験】1日の勉強時間の目安とポイント
大学受験では、平日と休日の勉強時間の使い方に違いが出てきます。平日は学校や塾などでの授業があるため、限られた時間の中で効率よく勉強する必要があります。休日は時間があるため平日に比べて多めに勉強することが多くなってきます。
そこで、1日の勉強時間「平日・休日それぞれの場合」について「どのくらいを目安に勉強したらいいのか」を解説していきます。
平日の場合
平日は学校や塾の授業があるため、勉強時間を確保するためには時間の使い方に工夫が必要です。一般的に平日の勉強時間は3〜4時間程度が目安とされています。以下に、平日の勉強時間を有効活用するためのポイントをいくつかご紹介します。
1. プランニング
事前に勉強計画を立てて、時間の使い方を予め決めましょう。どの科目をどれくらいの時間割り当てるかを明確にすることで、効率的な勉強ができます。
2. 自己管理
集中力を高めるために、スマートフォンやSNSの使用を制限し、勉強に集中するよう心掛けましょう。また、学習環境を整えて静かな場所で勉強することも重要です。
iphoneを使用している場合は、「設定→スクリーンタイム」でパスワードを親に設定してもらい、強制的にiphoneを使用不可にする方法がおすすめです。
僕は携帯に依存していたため、携帯に制限をかけて生活していました。
携帯の使用を自制出来るという方には、
この「継続する技術」というアプリがおすすめです!
口コミや評判を見ると、このアプリを使用することで「継続し続けることが出来た!」「もっと早くから入れておけばよかった」という声が多数寄せられています。
ちなみに僕はこのアプリを今でも使用していて、「毎日パソコンを触ること」という簡単な目標を立てて実行しております。
小さなことでも継続することが大事だとわかるアプリとなっていて、使い方もシンプルなのでぜひご活用ください!
3. 短時間集中
限られた時間の中で集中的に取り組むことが大切です。短い時間でも高い集中力で勉強することで、効果的な学習が可能です。時間を区切って集中して取り組む「ポモドーロテクニック」などの学習法も試してみると良いでしょう。
ポモドーロテクニックとは…
- 1. 25分の作業区間を設定
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ポモドーロテクニックでは、25分間の作業区間を1つの「ポモドーロ」と呼びます。この時間は、集中して取り組むことができる適度な長さです。
- 2. タイマーをセットし作業に集中
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25分のタイマーをセットし、その間は一つのタスクに集中します。集中力を高めるために、他のことに気を取られないように注意しましょう。そのタスクに集中して進めることが目標です。
- 3. タイマーが鳴ったら休憩
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25分が経過すると、タイマーが鳴ります。この合図で休憩を取ります。休憩時間は短くても良いですが、通常は5分程度の休息が適切です。この休憩時間では、リラックスしたり、軽いストレッチをしたりして、頭をリフレッシュさせます。
- 4. 4つのポモドーロ後に長い休憩
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4つのポモドーロ(作業区間)が終了したら、長めの休憩を取ります。通常は15〜30分程度の休憩時間を設けることが推奨されています。この休憩時間では、リフレッシュしたり、飲み物や軽食を摂ったりしてエネルギーを補給します。
- 5. 上記の手順を繰り返す
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この手順を繰り返すことで、集中と休憩のバランスを取りながら効率的な学習ができます。ポモドーロごとに1つのタスクに集中し、休憩を挟むことで疲労を軽減し、集中力を持続させることができます。
ポモドーロテクニックは、受験勉強や日常の仕事、プロジェクトの管理など、さまざまな場面で活用されています。
ぜひご活用ください!
平日のタイムスケジュール例
ここでは平日のタイムスケジュールの例をいくつか紹介していきます。
まず1つ目です。
これは、高校の授業に加えて部活動を行っている人のスケジュールです。
部活動を行っている分勉強時間は少なくなってしまいます。その上、部活で体力消費をすると夜勉強する気が起きませんよね。
実際に僕も部活動があった日は、帰ったらご飯食べてお風呂に入って即ベッドでした(笑)
そんななか思いついたのが朝活です。
上のグラフで言うと、21時に就寝し朝4時,5時に起床して勉強をするという生活です。
朝活をするメリットとして、「集中力の高まり」「脳の活性化」「健康的な生活習慣」などがありますが、なにより「その1日の気分が良くなる」というのが1番のメリットです。
くぁ~。眠たいなぁ~。目が開かないやぁ。髪もぼさぼさだし。
なんてことはなくなります。
ぜひ一度早寝早起きを実践してみてください。
次に2つ目です。
これは、学校以外は特に何もないという人のスケジュールです。
先ほどに比べてかなり勉強の時間が多くなっていることが分かりますよね。
家に帰ってから少し休憩して勉強を始める人もいれば、帰ってすぐに勉強を始める人もいると思います。
僕は前者でした。
少し休憩といって、そのまま気づいたら夜になっているパターンです(笑)
しかし、あることを実践してみると勉強を進めれたんですよね。
それが、
制服のまま勉強モードに入ること
です。
部活がなく、帰ってきた人たちは制服の場合が多いと思います。(私服可の高校を除き)
その際に制服を脱がずにそのまま勉強机に座ると意外と勉強のモチベーションは保たれるんです。
夏だし暑いから、帰った瞬間「はい、パンイチ~」となるのも分かります。
しかし、そこで脱いだら試合終了です。
ですので、「なーんか勉強が進まんなぁ」と思っている方は一度実践してみてください。
次が最後です。
これは、授業後にアルバイトをしている人のスケジュールです。
こう見ると、勉強をする時間がほぼないということが分かりますね。
正直なところ、アルバイトを夜遅くまでしながら勉強もするということはかなり難しいことだと思います。
ですので、アルバイトがない日にアルバイトの日の分も取り返すといった心意気で勉強に取り組んでみてください!
また、アルバイトをしている人は勉強の効率化が重要になってくるので、その辺りも突き詰めて生活してみてはどうでしょうか。
体調に気を付けて無理のないスケジュールにするんだよ
休日の場合
休日には時間に余裕があり、より長時間の学習が可能です。一般的に休日の勉強時間は6~8時間程度が目安とされています(高1,高2の方は2~4時間程度です)。ここでは、休日の勉強時間を有効に活用するためのポイントを紹介します。
1. カフェや図書館、自習室で勉強する
休日は時間に余裕がありますが、ずっと家で勉強するのは精神的に辛いですよね。
また、家で勉強は全く捗らないという人も多く存在します。
そこで実行してほしいのが、カフェや図書館・自習室で勉強するということです。
いつもと違う場所で勉強することにより集中でき、周りに見られていると感じるので勉強が捗ります。
家で集中できる方は、移動時間を節約できるのでそのまま続けてみてください。
2. 無理のないスケジュール
休日でも無理なくスケジュールを立てることが重要です。疲労を溜めずに適度な休息を取りながら、集中して学習できるように心掛けましょう。長時間の勉強に取り組む場合でも、定期的な休憩を挟んでリフレッシュすることが必要です。
リフレッシュ方法としては以下のようなことが挙げられます。
- youtube・映画
- 音楽
- 温泉
- 睡眠
- スポーツ
- ゲーム
たまには息抜きも必要です。
しんどいと思ったときは無理をせずに思い切って休憩をしてみましょう。
3. 長期計画の実行
休日を利用して、長期計画に基づいた学習を進めることができます。苦手科目の克服や模擬試験の対策など、時間をかけて取り組むことで、より深い理解や学習効果を得ることができます。
休日のタイムスケジュール例
こちらは休日のタイムスケージュールの一例になります。
このスケジュールを見ると勉強している時間は9時間ということになりますね。
これを毎週土日に実践できる学生はかなり凄いので、自信をもって大丈夫です。
僕はこんなに勉強することが出来ませんでしたが、毎週土日にこれだけ勉強をしていると志望校合格への道に大きく近づくと思います。
まとめ
この記事を読んで、どのくらい勉強をしたらいいのかが分かりましたか?
勉強時間を確保することはもちろん大事ですが、それ以上に質の高い勉強をすることが重要です。また、計画的なスケジュール管理や効率的な学習方法の活用、適度な休息やリフレッシュも大切です。
大学受験は一つの目標に向けての長い道のりです。勉強時間の確保と効果的な活用は、合格への近道となりますが、それだけではなく、やる気や意欲を持ち続けることも欠かせません。自分自身のペースを大切にし、健康な生活リズムを保ちながら、効率的で質の高い学習を心掛けましょう。
毎日がしんどいと思うけど、その努力は必ず報われるからね。
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